グリーンティーレストラン 1899 お茶の水Green Tea Restaurant 1899 Ochanomizu
神田にあった金峰山高林寺から湧き出た水は、かつて徳川家御用達のお茶用の名水だったとか。そうした謂れからこの界隈はお茶の水と呼ばれるようになったと言われていますが、それをしのばせるのがグリーンティーレストラン 1899 お茶の水です。香り良く、また身体にもいいお茶を「食す」ことをテーマに掲げるこちらでは、さまざまなお茶を組み合わせたオリジナルメニューを楽しむことができます。


例えば、「1899オリジナルお茶ソーセージ」は緑茶、番茶、紅茶と、異なる3つの茶葉を練りこんだオリジナルのソーセージ。それぞれの茶葉の風味を生かした、この店定番の一品です。合わせるのは、ビールに抹茶を合わせたビアカクテル、「抹茶ビール」。ビールの苦味と抹茶ならではのほろ苦さのハーモニーが絶妙です。ビール以外にもお茶をアレンジしたアルコールが充実しており、甘口の白ワインにさっぱりとした抹茶をブレンドしたカクテル「抹茶ワイン」、梅酒の品評会で日本一に輝いたこともある「緑茶梅酒」など、ここならではのラインナップが魅力的。



カフェの時間帯には、厳選した約15の日本茶とユニークな和スイーツのペアリングを試したいもの。お茶への造詣が深い専門スタッフ、「茶バリエ」が茶釜を備えたカウンターで、銘柄によって湯温や抽出時間を変えながらお茶を淹れてくれます。


「飲む」「淹れる」「食べる」と、さまざまなスタイルで日本茶を楽しめるグリーンティーレストラン 1899 お茶の水。緑に囲まれたレストランで、奥深い日本茶の世界に触れてみてください。





2017年10月 文:倉石綾子 写真:山口靖雄