野球殿堂博物館The Baseball Hall of Fame and Museum
こちらは、東京ドーム外周にある野球殿堂博物館。プロ野球から社会人野球、大学、高校、少年野球、そして女子野球までを網羅した希少な展示品が一堂に会する人気スポットです。



館内には野球界の発展に貢献した人々の功績を讃える野球殿堂や閉架式の図書室、そして往年の名選手から現役の人気選手の愛用品を紹介する展示室を備えており、日本野球の歴史とその歩みに触れることができます。



プロ野球の歴史のコーナーでは王貞治、衣笠祥雄、金田正一、福本豊と、日本球史に残る名プレーヤーの足跡を紹介。現役当時のユニフォームやグローブも陳列されています。その他、WBCなど国際大会の資料や早慶戦の開始にまつわる書簡、アメリカで初めて作られた、1845年当時の野球のルールなども展示。ベースボールの起源と日本への伝来がわかりやすく紹介されています。

いちばん奥に位置するのが野球殿堂ホールです。野球殿堂は1959年の開館と同時に創設、プロ・アマの競技者および審判員、その他野球にまつわるすべてのジャンルにおいて顕著な貢献をした人を選出しており、現在までに197名が殿堂入りしています。殿堂入りした人々の栄誉を讃えるため、ホール内にはブロンズ製の肖像レリーフが飾られています。


見応えある展示内容で、野球好きなら誰しも楽しめること請け合い。野球観戦に出かけたら、家族みんなで野球殿堂博物館にお立ち寄りください。






2017年8月 文:倉石綾子 写真:山口靖雄